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書きかけ。

全部書けたら下げます。
カービィ小説の…一応旦那編なのかな?


続きから。








暗い暗い淵が見えた。
「世界は混沌」
「全ては闇」
暗い暗い淵が見えた。
「世界に秩序を」
「新たなる法を」
暗い暗い淵が見えた。

暗い暗い、淵が見えたんだ。




逃 が さ な い よ …






「……ッ!」
ガバッと大王はベッドから飛び起きる。
『…どしたの?王様』
彼の傍らでホノカが言う。
『また…怖い夢でも見たの?』
「…いや……」
大王はそっとホノカの頭を撫でる。
「なんでもねぇよ」
そして彼は再び布団の中へともぐる。
『嘘つき。汗びっしょりだよ』
ホノカは小さく呟いた。












<きりりきらきらきらりきまぐれ>












「…あー…」
翌朝、ぼりぼりを頭を掻きながら大王はもそもそと布団から出る。
『眠そうね』
ホノカが聞くと大王は
「まぁな」
と短く答えた。
『やっぱり怖い夢でも見たんじゃないの?』
「馬鹿言うんじゃねぇよ」
『………王様がそういうときって、だいたい何か隠してるよね?』
「………」
ホノカの指摘に、思わず大王はぎくりとする。
『何を見たの?』
「何も見えなかったんだよ」
大王が答えるとホノカは
『はぁ?』
と返した。
『何も見えなかったー、なんてことないでしょ!王様予言者なんだから!』
「俺は一介の大王だ!それ以上でも、それ以下でもねぇ!」
『あー!ムキになるってのは図星の証拠なのよー!』
ホノカはキャッキャッと笑う。
「…てめ!人がちょっと悩んでたら調子に乗りやがって…!」
『あ、自白した!やっぱり悩んでるんじゃない!』
つかみかかってきた大王をかわして、ホノカはチェストに乗っかる。
その瞬間、チェストに乗っていた花瓶が倒れてしまった。
「あ!こら、てめぇ…!」
『あちゃー』
「『あちゃー』じゃねぇだろ、ったく…」
大王は頭をかく。
「いいか?てめぇの言うように確かに夢見は悪かった。でもな、たいしたこたぁねーんだから、おちょくるな!」
『たいしたことが無い方がおちょくりがいがあるわ』
そういってホノカは笑う。
「……話にならねぇ」
大王は思わず頭を抱えた。





「あかんわ…」
ブロスがぐだーっとうなだれる。
「兄ィが近くにおったら、兄ィの未来が綺麗に見えるのに」
『まぁ、先読は貴様の能力じゃないからな』
ブロスの言葉に黄泉が短く答える。
『貴様は大王の力を借りているだけに過ぎん』
「そないなことゆーたかて…やっぱいつでも兄ィの未来がしっかり見えた方が、兄ィのこと守りやすいやん」
『気持ちは分からんでもないがな…』
黄泉はあくびをかみ殺した。
『こればっかりは何か言ってどうなることでもなかろう』
「せやけどなぁ…」
ブロスはがっくりとうなだれた。
「っつぅか、黄泉。アンタ、なしてこないに朝早ぉから来てんの?」
『あ?…ああ、何。…ちょっと、妙な気配を感じてな。昨日今日と、姐さんがここに泊まっているんだ、俺が護衛するには十分な理由だろう』
「…で、なんで俺の部屋におんねん」
『姐さんの命だ。仕方あるまい』
「…自分、ホンマ分かりやすいな…」
ブロスはため息をついた。
『かくいうお前も分かりやすいがな』
黄泉が言う。
「あ?」
『珍しいではないか。貴様が自ら「先読」の力を求めるとは』
「…ああ、それな」
ブロスはぽりぽりと頭をかく。
「なぁんか、胸騒ぎがするんや」
『…ほぉ』
「…まぁ、これは俺の勘やけどな」
ブロスはそう言って立ち上がる。







暗い暗い淵があった。
その淵にいるのは五人の男女。
「どうするの?」
「だいぶ集まってきたが…まだ足りないな」
「質が悪い」
「上質なのが欲しいよね、やっぱり」
「質か……」
五人の男女は口々に言い合う。
「では次は我々が…上質なものを探して来る」
一人の男が立ち上がる。同時に傍らにいた一人の少女も。
「ほぉ…期待しているぞ」
別の男がそう言ったのと同時に、男と少女は淵から飛び立った。







「兄ィー、朝飯でけたけどー」
ブロスが大王を呼びにきた。
『わぁい!ご飯ご飯ー!ちゃんと私にもお供えしてよね!』
ホノカがぴょんぴょんとはしゃぎまわる。
「飯か。これ片付けたらすぐに行く」
そういう大王は割れた花瓶を片付けている。
「…兄ィ、なとしたん?」
「ホノカがはしゃいで割っちまったんだよ」
「そんなん言うてくれたら俺が片付けたのに」
ブロスが言うと大王は
「まぁ、あとはガムテープとかで細けぇ破片拾うだけだし、ホノカお前先に行っとけ」
と言った。
『はぁい!』
ホノカはぴょこぴょこと部屋を飛び出して食堂に向かう。
「ほな、俺も用意とかありますんで。早ぉ来ぇへんと、全部食ってまうからなー」
ブロスはブロスでニヤニヤしながら食堂へと向かった。
「…ったく、元気だな、アイツら…」
大王は苦笑して棚からガムテープを取り出した。
「………」
そしてしばし、考える。
昨夜の夢で『見えた』ものを。
「…違う」
大王はぽつりと呟いた。
「何も見えてねぇことなんてねぇ…。俺は確かに見たんだ。『黒い空間』を……」
彼は頭を押さえる。
「…じゃあ待て…何なんだ?あの黒い空間は…。…あと…確か…その前に見えたのは……淵…?」
「それが聞きしに及ぶ『先読』の力か」
窓際で、声がした。
「誰だ!?」
立っていたのは黒いアーマーに身を包んだ騎士と、赤いローブを身にまとった少女だった。
「ココ。奴はどうだ」
騎士は少女――ココに言う。
「えっと…ここ数件の中では、一番の上物じゃないかなぁ…。いい感じに…均衡と抑制を保ってる…」
ココは短く答えた。
「…そうか」
騎士はそう言って大王に視線を戻す。
「何ごちゃごちゃ言ってやがんだ!こっちの質問に答えろ!」
「シャーラ」
短く騎士は答えて、いきなり大王に突っ込んできた。






「…遅い」
ブロスはテーブルをトントンと叩きながら呟く。
「何やってるんですか、あの人は!」
公衆の面前なので、営業口調は忘れない。
「確かに遅いわね、旦那」
アドがトーストを食べながら言う。
「そうねぇ…いつもの大王なら飛んでくるのに」
チックもまた、紅茶を飲みながら呟いた。
「………っ」
そんな中、ピクッとマンビーズが何かに反応したかのように天井を見上げた。
「マンビーズ、どしたの?」
チックがたずねると彼は小さな声で
「おおきな…やみ…?」
と呟く。
「…は?」
チックは首をかしげた。
「わざわい…。だめ…、だいおー、きけん…」
マンビーズはそう言うと、食堂を飛び出した。
「ああ、ちょ…ちょっとマンビーズ!?仕方ありません、サーキブル、ワドルドゥ、ポピー、マナト…あとついでにロードはここにいてください!」
「おっけー!」
「分かった」
「お兄ちゃんはどうするの?」
「了解ッス!」
「ついでって何ですか、ブロスさ…」
「アドとチック…そして黄泉は私についてきて下さい。まだ何かが起こったわけではないのですから、他の人には余計なことは言わないように…いいですね!」
「ブロスさん!台詞を途中でぶった切らないでくだs…」
「分かったわ、ブロスさん!」
「さぁ、マンビーズを追うわよ!」
『どーせ杞憂だろうがな』
「…お前らまで…」
うなだれるロードキブルを尻目に、一同は食堂を飛び出す。
「待たんか、マー坊ぉおおおおおおおおお!」
というブロスの雄たけびが城内に響き渡った。
「…ブロスさんって、たまーにガラ悪いよな」
「あれが地だろ、たぶん」
「ポピーに聞かせたくなかったんスよ、きっと」
「まぁ、僕を思ってるお兄ちゃんのためにも、いつも聞かなかったことにしてるの」
ポピーはそう言って微笑んだ。





「何いきなし走り出すねんな、お前は!」
ブロスは三階の廊下でマンビーズを捕まえて言った。
「…おかしい…」
マンビーズがつぶやく。
「…だいおーのへや、かんじない」
「…は?」
ブロスはそう言って大王の部屋の前まで行くと扉のノブに手をかけた。
「普通に開くで?」
彼はそう呟いて扉を引き
「…んなっ!?」
次の瞬間絶句した。
「な…何これ…」
チックも思わず言葉を失う。
『…時空が、歪んでいる』
黄泉がポツリと言った。
扉の向こうには何も無く、ただ虚空が広がるばかりだったのだ。



























元ネタは昔見たいろいろなアニメとかその辺だと思うよ。
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自堕落系書店員。
物書き目指して徐行運転中。
おたくだけれど、腐女子じゃないのでご注意を。

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